当院では原発性腋窩多汗症の治療薬、エクロックゲル、ラピフォートワイプの処方を行っております。
2022年、原発性腋窩多汗症の新しい治療薬 ラピフォートワイプ®が発売されこちらも保険適応の薬になります。(しばらくラピフォートワイプは2週間のみの処方となります。ラピフォートワイプは9歳以上の処方としております。) 当院ではエクロックゲルは、12歳以上の処方で2週間以上分(1ヶ月分)の処方が可能です。
原発性腋窩多汗症とは原発性腋窩多汗症は、汗の量が多くなる原因となる病気や障害がないのにもかかわらず、腋窩から両側性に日常生活に支障をきたす程の過剰な発汗を認める疾患です。
緊張、自律神経の乱れといった精神的な要因や、気候・室温等温度に影響に関わらず、多量の汗が分泌される点が特徴です。
ワキの汗が多いなと感じていても、本当に自分が多汗症なのかわからない方もいらっしゃると思います。
簡単に言うと、『明らかな原因となる病気もないのに、ワキの汗が多い』という症状が当てはまる場合、原発性腋窩多汗症と言えます。
では、どの程度の量なら多いと言えるか、ですが
『ワキ汗が多いことで日常生活に支障をきたす』ということが最も重要な判断基準です。
同じ量の汗でも生活スタイルやその人の考え方で『支障をきたしている』かどうかは人それぞれですので、患者さまご自身がどう感じているか、が最も重要です。
多汗症でお悩みの方は多いので、ぜひお気軽にご相談ください。
原発性腋窩多汗症の診断基準シャツに汗染みができるなど、日常生活に支障をきたすほど多量の腋窩(わき)の汗が、明らかな原因がないまま6ヵ月以上認められ、以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合を「原発性腋窩多汗症」と診断しています(Hornbergerらの診断基準)。
多汗症の重症度分類はHDSS(Hyperhidrosis disease severity scale 多汗症疾患重症度評価尺度)で4段階で行います。
重症度 自覚症状
1 発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない
2 発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
3 発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
4 発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある
エクロックゲルとは日本初の保険適用の原発性腋窩多汗症用外用剤です。
当院で保険適用で処方いたします。
厚生労働省が保険承認した薬剤ですので市販の制汗剤よりも効果が期待できます。
市販の制汗スプレーを使われている方は一度お試しになられてみてはいかがでしょうか?
多汗症の原因となるわきの汗は、エクリン汗腺という種類の汗腺において、交感神経から出るアセチルコリンという物質が汗腺を刺激することで、多量の汗が分泌されます。
エクロックゲルはこのアセチルコリンによる刺激をブロックし、過剰に出る汗を抑えます。
試験では単剤で80%の方で汗が抑えられ、60%の方は日常生活に支障が無くなる程度まで改善したそうです。
効果が出るまでの期間も2週間と比較的早く効果を実感できると思います。
さらに3ヶ月程度使用の継続でさらなる症状の改善が実感できるとされています。
エクロックゲル処方の費用エクロックゲルは1日1回両脇に塗り、汗の量の改善が期待できるお薬になります。
費用は3割負担の方で、当院での初診料と処方箋料が¥1100程度で、1ヶ月分だと調剤薬局さんでは調剤料等とお薬代で¥3000程度です。
処方までの流れ
保険証をご持参いただき、医師が問診(医師は問診のみで、直接わきの状態を診察することはありません。)して、その後診断基準を満たして重症度から必要と判断すれば処方いたします。
使用上の注意
Q 妊婦、授乳婦への投与は可能ですか?
A妊婦や授乳婦を対象とした臨床試験は実施していないため、安全性は確立していません。当院では授乳中の方、妊婦への処方は行っておりません。
Q小児への投与は可能ですか?
A 当院ではエクロックゲルは12歳以上としております。ラピフォートワイプは9歳以上としております。
Q持病で使えない場合はありますか?
A閉塞隅角緑内障の方や前立腺肥大で排尿障害のある方、本剤の成分に過敏症のある方は使用できません。
2022年、原発性腋窩多汗症の新しい治療薬 ラピフォートワイプ®が発売されこちらも保険適応の薬になります。(しばらくラピフォートワイプは2週間のみの処方となります。ラピフォートワイプは9歳以上の処方としております。) 当院ではエクロックゲルは、12歳以上の処方で2週間以上分(1ヶ月分)の処方が可能です。
原発性腋窩多汗症とは原発性腋窩多汗症は、汗の量が多くなる原因となる病気や障害がないのにもかかわらず、腋窩から両側性に日常生活に支障をきたす程の過剰な発汗を認める疾患です。
緊張、自律神経の乱れといった精神的な要因や、気候・室温等温度に影響に関わらず、多量の汗が分泌される点が特徴です。
ワキの汗が多いなと感じていても、本当に自分が多汗症なのかわからない方もいらっしゃると思います。
簡単に言うと、『明らかな原因となる病気もないのに、ワキの汗が多い』という症状が当てはまる場合、原発性腋窩多汗症と言えます。
では、どの程度の量なら多いと言えるか、ですが
『ワキ汗が多いことで日常生活に支障をきたす』ということが最も重要な判断基準です。
同じ量の汗でも生活スタイルやその人の考え方で『支障をきたしている』かどうかは人それぞれですので、患者さまご自身がどう感じているか、が最も重要です。
多汗症でお悩みの方は多いので、ぜひお気軽にご相談ください。
原発性腋窩多汗症の診断基準シャツに汗染みができるなど、日常生活に支障をきたすほど多量の腋窩(わき)の汗が、明らかな原因がないまま6ヵ月以上認められ、以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合を「原発性腋窩多汗症」と診断しています(Hornbergerらの診断基準)。
- 最初に症状がでるのが25歳以下であること
- 左右両方で同じように発汗がみられること
- 睡眠中は発汗が止まっていること
- 1週間に1回以上多汗の症状がでること
- 家族にも同じ疾患の患者さんがいること
- わき汗によって日常生活に支障をきたすこと
多汗症の重症度分類はHDSS(Hyperhidrosis disease severity scale 多汗症疾患重症度評価尺度)で4段階で行います。
重症度 自覚症状
1 発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない
2 発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
3 発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
4 発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある
エクロックゲルとは日本初の保険適用の原発性腋窩多汗症用外用剤です。
当院で保険適用で処方いたします。
厚生労働省が保険承認した薬剤ですので市販の制汗剤よりも効果が期待できます。
市販の制汗スプレーを使われている方は一度お試しになられてみてはいかがでしょうか?
多汗症の原因となるわきの汗は、エクリン汗腺という種類の汗腺において、交感神経から出るアセチルコリンという物質が汗腺を刺激することで、多量の汗が分泌されます。
エクロックゲルはこのアセチルコリンによる刺激をブロックし、過剰に出る汗を抑えます。
試験では単剤で80%の方で汗が抑えられ、60%の方は日常生活に支障が無くなる程度まで改善したそうです。
効果が出るまでの期間も2週間と比較的早く効果を実感できると思います。
さらに3ヶ月程度使用の継続でさらなる症状の改善が実感できるとされています。
エクロックゲル処方の費用エクロックゲルは1日1回両脇に塗り、汗の量の改善が期待できるお薬になります。
費用は3割負担の方で、当院での初診料と処方箋料が¥1100程度で、1ヶ月分だと調剤薬局さんでは調剤料等とお薬代で¥3000程度です。
処方までの流れ
保険証をご持参いただき、医師が問診(医師は問診のみで、直接わきの状態を診察することはありません。)して、その後診断基準を満たして重症度から必要と判断すれば処方いたします。
使用上の注意
Q 妊婦、授乳婦への投与は可能ですか?
A妊婦や授乳婦を対象とした臨床試験は実施していないため、安全性は確立していません。当院では授乳中の方、妊婦への処方は行っておりません。
Q小児への投与は可能ですか?
A 当院ではエクロックゲルは12歳以上としております。ラピフォートワイプは9歳以上としております。
Q持病で使えない場合はありますか?
A閉塞隅角緑内障の方や前立腺肥大で排尿障害のある方、本剤の成分に過敏症のある方は使用できません。
わき汗でお悩みの方は多いので、ぜひお気軽にご相談ください。