さくらめんと耳鼻咽喉科
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Bスポット療法

「鼻の奥に違和感がある」、「よく鼻水がのどに落ちてくる」などといった症状はありませんか?
そういったときは、Bスポット療法(最近はEATと呼ぶことがあるようです)で症状が改善する場合があります。

Bスポットは、鼻の一番奥にある鼻咽腔のことです。(BスポットのBは鼻咽腔の頭文字B)ここは、呼吸時に外部からのウィルス、ばい菌やホコリなどの影響を受けやすく、急性炎症(風邪)はもちろんですが慢性的な炎症も起こしやすい部分です。(慢性上咽頭炎)  
​特にこの部分は、乳幼児のお子さんの子育てをされている方、職業歌手の方・アナウンサーの方など声を日常的に使用される方や、パイロット・キャビンアテンダントの方など日常的に気圧差の大きい生活を送られている方は炎症が強くなっております。お心当たりの方はご参考にされてください。


Bスポット治療は、特に最近できたような目新しい治療方法ではなく、正確には戦前から日本の大学医学部における耳鼻科教育で熱心に指導されていた上咽頭の炎症をとるため消炎薬(塩化亜鉛)を塗るだけのなんのへんてつもない単純な治療法でありますが、炎症の根源となる上咽頭に直達可能な歴史ある信頼できる治療法です。(詳細は下記の<最後に>を参考にされてください)  (戦後、堀口申作医師がこの治療法をBスポット療法と名づけて膨大な研究と実臨床、さらに全国大学医学部の耳鼻科や患者さんへ教育・普及に貢献)
その効果は極めて多岐にわたり、耳鼻科領域では特に以下のような症状に効果が期待できます。

画像
鼻から先端が曲がった綿棒で薬を塗ります
〈治療効果が期待できる症状〉
1.慢性的に鼻水がのどに落ちてくる
2.風邪になりやすい、風邪が長引きやすい
3.鼻の奥の違和感
​4.アレルギー性鼻炎・花粉症・喘息
5.鼻づまり・いびき
6.急性の、のどの炎症
7.飛行機に乗ると耳が痛くなりやすい
​8.慢性のめまい、みみなり など、極めて多岐に渡ります
​
また、耳鼻科領域以外では、特に(脳外科的に異常のない)9.頭痛や10.IgA腎症・ネフローゼ症候群、11.機能性胃腸症、12.自律神経失調症、13.アトピー性皮膚炎、14.じんましん、15.掌蹠膿疱症・胸肋鎖骨過形成症、乾癬(かんせん)、慢性湿疹など 16.へバーデン結節 17.関節リウマチなどの膠原病などにも効果が期待できます。その他にも18.睡眠障害(不眠・過眠)、19.起立性調節障害、20.記憶力・集中力の低下、21.過敏性腸症候群、22.潰瘍性大腸炎・クローン病 23.むずむず脚症候群、24.慢性疲労症候群、25.線維筋痛症26.子宮頸がんワクチン接種後の不定愁訴などに対する治療効果27.新型コロナウィルス感染症発症後、急性期を過ぎた後の(血液検査や画像検査を行っても原因が明確ではない)倦怠感などの新型コロナウィルス感染症発症後の後遺症など…わたしの個人的な経験では、こちらに書ききれない症状や病気の原因となっており、その治療効果は極めて多岐にわたるため、お困りの方はお気軽にご相談ください。


※ただし、IgA腎症、ネフローゼ症候群、喘息、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、膠原病、潰瘍性大腸炎・クローン病などは難病ですので、きちんと内科など専門の先生による管理が必要です。
​また当院は新型コロナ感染症罹患後の後遺症の患者さんのための相談(コロナ後遺症外来)は行っておりますが、現在新型コロナウイルス感染症にて治療中、養生中、隔離中の方はいまの治療に専念なさってください。退院後あるいは治癒後1ヶ月以上経って症状が残存するような場合に、お問い合わせ下さい。

〈注意点〉
炎症が強い方ほど、よくしみるような感覚になります。
しかし、このしみる感覚が強いほど炎症が強いことを表しており、この治療による効果が期待できます。
なお、当院では鼻の中も含めて、同時に口からも上咽頭へ処置を行いますが、口からが苦手な方の場合には、当院独自に開発した特殊な鼻からの綿棒のみで処置を行うことも可能ですのでお気軽にご相談ください。

<乳幼児におけるBスポット療法の重要性>
近年小さなお子さんの様々なウィルス性疾患による気管支炎の流行や、ウィルス感染後のばい菌による中耳炎などが難治性になっていることが本邦における社会的な問題の一つになっております。
お子さんの鼻の奥をみるとアデノイドが目立ちますが、その表面には慢性的な炎症による分泌物がとても多いです。鼻のいちばん奥の両側は直接耳(中耳)とつながっており、すぐ下には扁桃や、気管支があります。そのため、この部分がきれいになるとウィルスや、ばい菌が増えにくくなり、鼻かぜや急性中耳炎、扁桃炎、気管支炎などにかかりにくくなります。また小さなお子さんのいびきの原因にもなっていることもあり、当院では保護者の方のご協力のもと、積極的にこの部分の炎症をとるようにしております。(なお個人的な印象ですが定期的にきれいにして、この部分がきれいになっているおこさんは、たくましくすなおに成長されている印象があります。) 

​<最後に>

慢性上咽頭炎自体は、なんのへんてつもないありふれた病気ですが、Bスポット療法(上咽頭の消炎処置)は、戦前の耳鼻科教育の時代から長きにわたり受け継がれてきた急性・慢性を問わず上咽頭の炎症を改善させる耳鼻科ならではの治療方法です。

​当院では開院以来、積極的に乳幼児やご高齢の方まで行ってまいりました。お引越しなどでこちらに来られた方などで処置の継続をご希望の方も含めてお気軽にご相談ください。

さくらめんと耳鼻咽喉科

愛媛県松山市南江戸3丁目1-60
TEL 089-995-8781

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