さくらめんと耳鼻咽喉科
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発声専門外来

(歌う時の声や会話の時の声に影響がでている方のための外来)
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当院医師は、浅野勝士先生のもとで数多くの進行した下咽頭癌、食道癌、喉頭癌の患者さんの頚部外切開による発声機能温存手術に携わっておりました。(注意⚠️さくらめんと耳鼻咽喉科の院内では声の手術は行っておりません。検査と処置や投薬による治療のみです)

◎局所進行例も含めた喉頭癌に対する頚部外切開による発声機能温存手術のまとめの論文
*https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjhnc/47/4/47_371/_pdf/-char/ja


◎局所進行例も含めた下咽頭癌に対する頚部外切開による発声機能温存手術のまとめの論文
*https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjhnc/46/4/46_354/_pdf/-char/ja
*https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjhnc/39/1/39_48/_pdf/-char/ja



一方、さくらめんと耳鼻咽喉科では、開院以来、職業歌手の方や、アナウンサー、キャビンアテンダント、ミュージカル俳優の方など、職業的に発声が職業に影響を強く起こす方が、多く来院されるため(これらの方は頻繁に国内移動も多いのだとおもわれますが、海外在住の方も受診されております) 積極的に治療を行ってきました。


[声が出るしくみ]


私たちが日常であたりまえのように使っている「声」は、実はとても精巧な体の仕組みで生まれています。このページでは、声がどのようにして出るのか、そのメカニズムをわかりやすくご紹介します。


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声はどこでつくられるの?


喉(のど)の奥、「喉仏(のどぼとけ)」の中には、**声帯(せいたい)**という2枚のヒダがあります。この声帯が、楽器の弦のように振動することで声が生まれます。


息を吸うときは声帯が開き、声を出すときは声帯が閉じます。そこに息(呼気)が通ると、声帯が振動して「喉頭原音(こうとうげんおん)」と呼ばれる声のもとが作られます。


この喉頭原音は、喉から鼻、口、唇までの中を通る「声道(せいどう)」で共鳴し、私たちが耳にする声になります。


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なぜ人それぞれ声が違うの?


人によって声に個性があるのは、この「声道」の形や長さ、広がり方が一人ひとり違うからです。親子の声が似ることがあるのも、顔や体のつくりが似ていることで、声道の形も似ているからと考えられています。


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声帯はどうなっているの?


声帯は大きく分けて2つの層からできています。
• 内側(ボディー):筋肉でできており、声帯筋と呼ばれます。
• 外側(カバー):粘膜でおおわれていて、振動する部分です。


これらを動かすために、周りには喉頭筋(こうとうきん)という筋肉が前後・左右・斜めなど、様々な方向から声帯を引っ張ったり、ゆるめたりしています。このしくみで、声帯の振動の仕方が調節され、さまざまな声を出すことができます。


このように筋肉(ボディー)と粘膜(カバー)の性質を組み合わせて声をつくるしくみは、「ボディー・カバー・セオリー」と呼ばれています。


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声の高さ(高い声・低い声)の調節


声の高さは、主に声帯の緊張(ピンと張る)やゆるみで決まります。
• 喉の前側にある筋肉(前筋)が声帯を引っ張ると、声帯のカバーが緊張し、高い声になります。
• 一方、声帯筋が縮むとカバーがゆるみ、低い声になります。


また、喉の位置が少し下がると、頚椎の「前」彎に沿うことにより、声帯の後ろ側が「前」に倒れ、全体が大きくゆるむことでさらに低い声になります。


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声の大きさ(ボリューム)の調節


声の大きさは、「声門下圧」、つまり息の強さや声帯のしめ具合で決まります。
• 強く息を吐く(呼気流率が高い)
• 声帯をしっかり閉じる(声門抵抗が高い)


この2つのバランスで、声は大きくなったり小さくなったりします。


地声では「声帯をしっかり閉じる力」で、裏声では「息の強さ」で主に調節されることがわかっています。


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声の音色(声質)の調節


声の「高い・低い」や「大きい・小さい」だけでなく、「やわらかい声」「通る声」など音色も、声の大事な要素です。


音色は、声帯振動の仕方と、声道の共鳴の仕方の両方で決まります。


風邪をひいたときに「鼻声」になったり「こもった声」になるのは、鼻やのどの腫れで「共鳴」の仕方が変わるためです。


また、声帯の「振動」状態によっても音色は変わります。
• 地声(ちごえ):声帯全体が厚く振動し、豊かな響きや多くの倍音(ばいおん)が含まれます。
• 裏声(うらごえ):声帯が薄く伸び、柔らかく軽い声になります。倍音が少なく、純音に近い音になります。


「倍音」とは、ある音の基本の高さに対して、その整数倍の周波数を含む成分のことです。楽器の音色の違いも、この倍音の混ざり方によって決まります。


最近よく聞く「ミックスボイス」は、地声と裏声の特性をうまく混ぜて使うテクニックで、裏声でしっかり共鳴させることによって、より豊かな音色にする方法です。


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声のトラブルや違和感を感じたら


声の仕組みは非常に繊細で、ちょっとした体調の変化や使い方のクセでも影響を受けやすいものです。声がかすれる、出しにくい、長引く声の不調など、気になる症状があれば早めの受診をおすすめします。

声がれの原因となる病気


声とは、呼気(吐く息)の力で声帯を振動させることにより「喉頭原音」が作られ、それが喉頭から口唇までの“声道”を通過する際に共鳴・修飾されて形成される音響現象です。この複雑かつ精密な構造のいずれかに障害が生じた場合、「声がれ(嗄声)」として自覚されることになります。


嗄声は、単なる一過性の風邪症状に留まらず、場合によっては重篤な病変のサインとなり得ます。当院では、声がれの原因を詳細に精査し、早期診断・的確な治療を行うことに努めています。


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上咽頭炎(急性および慢性)こちらが最も頻度が高いです。


上咽頭は、鼻の最奥部に位置し、外界から侵入する病原体や異物を最前線で迎え撃つ免疫的要所です。急性上咽頭炎はかぜの時に発症し、咽頭痛、灼熱感などを伴いますが、慢性化することで以下のような多彩な症状を呈します:
    •    嗄声(声がれ)
    •    発声困難(声が出しづらい)
    •    共鳴障害(声が響かない、こもる)
    •    痰がらみ
    •    声が長く続かない、裏返る
    •    咳、音程不安定


自律神経機能との関連性


慢性上咽頭炎は、自律神経系との密接な関係が指摘されています。
すなわち、喉頭粘膜の分泌機能が低下し、声帯の潤いが損なわれる「喉頭潤滑障害」が声帯の硬化・摩耗・微細損傷を引き起こし、発声時に過剰な力を要する「発声困難感」や「音程不安定性」をもたらします。



さらに、上咽頭の腫脹や粘稠度の高い分泌物によって声道共鳴が阻害され、「声がこもる」「聞き返される」「通らない」といった社会生活上の支障をきたすこともあります。


治療:Bスポット療法


当院では、上咽頭炎に対して「Bスポット療法(上咽頭擦過療法)」を積極的に行っています。
この治療は、慢性上咽頭炎における病変部の直接治療として、国内外で注目を集めています。詳しくは当院のBスポット療法サブページをご参照ください。



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声帯ポリープ


概要


声帯ポリープは、主に一過性の過度な発声(例:カラオケ、応援、講演など)により発症する、炎症性腫瘤です。片側声帯に限局することが多く、声帯粘膜の微小血管の破綻→出血→凝固という一連の過程を経て形成されると考えられています。


症状と治療


嗄声の他、声の不安定感や疲れやすさを訴えるケースもあり、保存療法で改善がみられない場合には、病院に紹介でラリンゴマイクロサージェリー(喉頭顕微鏡下手術)を行うことがあります。


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声帯結節(声帯のペンだこ)


概要


両側の声帯に対称的に形成される腫瘤で、「声帯のペンだこ」とも呼ばれます。長期にわたり声帯を酷使した結果、声帯粘膜の上皮が肥厚し、粘膜下に浮腫性変化を伴って発症します。


好発群
    •    教師、保育士、歌手、コールセンター業務従事者など発声職
    •    活発な小児(特に男子児童)
    


保存的治療(音声訓練・発声指導)で改善が見られない場合、手術が選択されます。


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声帯嚢胞


概要と分類


声帯嚢胞は、声帯内部に形成される袋状病変で、以下の2種類に分類されます:
    •    類表皮嚢胞:粘膜上皮の迷入に由来
    •    貯留嚢胞:喉頭腺からの粘液貯留に由来


嚢胞の位置・大きさ・内容物の性状により音声障害の程度が異なります。


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喉頭肉芽種


外傷性・炎症性に形成される病変で、特に以下の条件下で多くみられます:
    •    気管挿管後
    •    胃食道逆流症(GERD)合併
    •    慢性の咳や咽喉頭違和感


肉芽腫は声帯後方に好発し、再発しやすく難治性を呈することもあるため、慎重な経過観察および専門的加療が必要です。


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喉頭癌・下咽頭癌の喉頭・反回神経浸潤


喉頭癌


喉頭に発生する悪性腫瘍で、特に喫煙との強い関連が知られています。声門癌は初期は「嗄声」のみで経過するため、早期発見が極めて重要です。しかし、声帯よりも少しでも下方や上方に癌ができると、声の症状が全くでないため、進行癌として発見されることが多いです。


詳しくは当院の頭頸部癌のサブページを参照ください。


下咽頭癌


喉頭の裏、咽頭のうち最も下に位置する部位に発生する癌で、初期症状に乏しく、進行してから発見されることが多い難治性疾患です。進行例では喉頭や反回神経への浸潤により、嗄声・嚥下障害・呼吸困難をきたします。


詳しくは当院の頭頸部癌のサブページを参照ください。




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反回神経麻痺


解剖と病態


反回神経は、脳幹から心臓付近まで下降し、気管・食道を巻いて喉頭へ戻る(=反回)経路を持つ特殊な神経で、非常に長いため影響を受けやすい構造です。


この神経が腫瘍、手術、感染、血管異常などで障害を受けると、声帯の運動麻痺が生じ、以下の症状が発現します:
    •    声帯が閉鎖不全となることで嗄声・発声困難
    •    嚥下時に誤嚥が発生
    •    両側麻痺では重篤な呼吸障害


原因疾患
    •    脳腫瘍
    •    甲状腺癌
    •    下咽頭癌、喉頭癌、気管癌、肺癌
    •    食道癌、乳癌(縦隔リンパ節転移)、
  大動脈瘤など



声がれの背景に、これらの重大な疾患が隠れている可能性があるため、迅速な検査と的確な治療が必須です。当院では、内視鏡診断の上で速やかに治療方針を立てております。



声帯萎縮

声帯が萎縮して容積が減少し、発声時に左右の2本の声帯間に隙間が残り、吐く息が漏れて十分な振動が起きないため声がれがおこります。特に男性の高齢化で起きやすいとされています。

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声の老化について

声の生成に関連する呼気(吐く息)、声帯、声道(声帯から唇まで)全てにおいて加齢変化がおきます。
呼気は呼吸筋力、肺組織の弾性収縮力の低下により弱まり、発声持続時間や声の大きさに影響します。
声帯は男性では萎縮し細くなり、女性ではむくみにより太くなります。
男性は男性ホルモン、女性は女性ホルモンの低下によるもので、男性の声は高く、女性の声は低くなることが多いとされます。

性別を問わず声帯を潤す粘液の分泌は減少し、声帯振動に影響します。

声道に関連する口の開閉、舌、唇の動きの衰えにより言葉の不明瞭化、歯切れのよさの低下などがおきます。


他の運動系のトレーニングと同様に普段から会話し歌うことがこれらの防止につながることが証明されています。




最後に


「ただの声がれ」と思っていても、実際には多種多様な病態が潜んでいる場合があります。


当院では、音声障害の治療を行っており、特に上咽頭炎や声帯疾患の診療には力を入れております。思い当たる症状のある方は、ぜひ早めにご相談ください。


当院の発声外来では、声道の検査と治療を行っております。お気軽にご相談ください。






✴︎

さくらめんと耳鼻咽喉科

愛媛県松山市南江戸3丁目1-60
TEL 089-995-8781

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